Hi_SYSTEM recording studioでスタジオモニターとして活躍する StageSource L2m
   


作曲家・アレンジャーとしては関ジャニ∞のヒット曲をはじめアイドルからアニメまで幅広い楽曲を手掛け、またレコーディング・エンジニアとしても確かな腕を持つ日暮和広さんが先日オープンしたHi_SYSTEM recording studioは、ボーカルのレコーディングやミックス、ギタリストでもある氏の制作スタイルを反映したリアンプ、さらにマスタリングまで様々な作業が行えるようデザインされたモダンなスタジオです。このHi_SYSTEM recording studioの“ラージ”モニターとしてLine 6のStageSource L2mパワードスピーカーが採用されました。

従来は宅録の延長上でプロダクションを行ってきたという日暮さんは、プライベートと仕事を独立させることを目的に、このスタジオを中心とする戸建て住宅を新築。これまではコンパクトなニアフィールド・スピーカーで作業を行って来たものの、スタジオらしさを追求する上で“ラージ”モニターとしてのスピーカーを置きたかったと語ります。「もともとレコーディング機器には強い興味を持っていたし、自称スタジオが凄く増えている中で、スタジオとして恥ずかしくない防音の設備、機材とサウンドを出せるものを揃えたいと思いました」 。

レコーディング・スタジオでの制作をメインとしてきた日暮さんは、従来のSRスピーカーでは音量が重視されることもあり、少し音が甘いという印象を持っていたそうですが、スタジオ用にスピーカーを検討している際にInter BEE 2012で世界初展示されたStageSource L2のサウンドを聞き、またL3m/L3sが運用されているTwinBox Akihabaraでもサウンドを確認するうちに、「レコーディングとSRをクロスオーバーする、架け橋のような出音の製品」だと感じたと言います。

Line 6が“スタジオクオリティ・サウンドのPAスピーカー”と謳うStageSource L2シリーズは、音のスピード感を重視した10インチ・ウーファー、1インチ・イグジットのコンプレッション・ドライバーをバイアンプ駆動する800Wパワードスピーカーです。クロスオーバー周波数やタイムアライメント、アッテネーションなどをコントロールするパワフルなDSP機能を搭載することで、細かな調整無しにバランスの取れたサウンドを提供します。

「実際に音を出してみたら単純に良かったですね。この距離なのにちゃんとセンターが見えて、ボーカルが中抜けしない状態で、きちんとしたモニタリングができる。ウーファーの口径も大きいのでローもパキッと出るし、最初は見た目のインパクトを出す重視した部分もあったんですが、ミックスでも実際に使っています。実はこのスタジオで最初にやったのがマスタリングの仕事だったんですが、ニアフィールドだけでは判断できないようなローの鳴りもチェックできて、そこをうまくコントロールしながらマスタリングできました」。

またStageSource L2mは内蔵DSPのコントロールにより、51 Hz – 18kHz (±3dB) というワイドでフラットな周波数特性を実現。このサイズでは抜群の低域特性となっています。「これまでニアフィールドだけで作業していたときは、それだとローが見えないんでサブウーファーを置いていたんですが、後から追加された化学調味料のような感じで繋がりも悪かった。L2の場合は1つの筐体から出てくるので、フルレンジで聞いているような繋がりの良いローで確認できるのが良いですね。もともとミックス、マスタリングまでできるスタジオとして考えていたので、結果としては大成功ですね」。