マイナス・ザ・ベアーのデイヴ・ヌードソンがLine 6のペダルをエクスペリメンタルに活用
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シアトルをベースとする5人組マイナス・ザ・ベアーは、実験的なテクニックと革新的なギター・リフ、キャッチーなメロディをやすやすと組み上げてしまう唯一無二のバンドです。そのサウンドの中核を担うのがギタリストのデイヴ・ヌードソンで、そのテクニカルなスキルと音楽性が、このバンドならではのギターにフォーカスしたロックのブランドへ大きく貢献しています。最近リリースされた5枚めのスタジオ作品『Infinity Overhead』には、ギターでドライブしたサウンドスケープやタッピングによるリフ、ギタリストへ確実に「このサウンドはどうやったら実現できるんだ?」と思わせる風変わりなトーンを満載。そのヌードソンへ、『Infinity Overhead』の制作と、独自のトーンをスタジオやステージで生み出す方法について尋ねてみました。

『Infinity Overhead』は、多くの人がマイナス・ザ・ベアーらしさへの回帰だと見ていますが、レコーディングはどのようなプロセスだったのですか?

quote01長年プロデューサーを務め、前のキーボーディストでもあったマット・バイルスとスタジオへ戻るのは最高だったね。前作の『OMNI』は、外に出てプロデューサーのジョー・チッカレリと仕事をした。彼から学ぶことは多かったけど、チャレンジでもあったね。どんなレコーディング・プロセスでも同じだけど。だから、またマットと仕事をできるのは良かったね。説明しなくても、バンドがどの方向に進もうとしているかを完璧に理解してくれた。

マイナス・ザ・ベアーの前作では、キーボードがかなりフィーチャーされていました。それが『Infinity Overhead』で、ギターのドライブするサウンドへ戻ったのはどう感じましたか?

今回のレコードでは、ギターを使ったクレイジーなものに戻りたいと強く思ったんだ。前作より、もっと汚れていて、不快で、強烈なものにね。「Steel and Blood」や「Lonely Gun」、「Lies and Eyes」などは、それが特に成功していると思う。

quote2『Infinity Overhead』のあちこちで聞けるユニークなギターのテクスチャーやトーンで、Line 6のペダルはどのように使われているのですか?

この6、7年の間、DL4には夢中になっているんだよ。ギター・ラインをサンプリングして、それを逆に再生したり、倍速にしたり、再度トリガーするのが好きで、それはレコードにも収められている。「Lies and Eyes」や「Toska」、「Diamond Lightning」、それに「Lonely Gun」は、どれもサンプリングが使われている。以前はDL4をペダルボード・チェーンの最後で使っていたけど、今回は逆にDL4を最初に置いた。「Toska」のアウトロ・リフで、2種類のサンプルを鳴らしながらデジタル・ディレイをいじっているところでは、それが特によく分かるね。

quote03ライブ・リグでは、Line 6のペダルをどのように融合させているのですか?

DL4ペダルは、ずっと大黒柱になっている。それにM5 Stompbox Modelerもかなり気に入っているんだ。素晴しいコーラスやリバーブ、そのほかのエフェクトがたくさん入っているから、おかげで何台かのペダルを捨てることができたんだよ。

マイナス・ザ・ベアーの多くのトラックで、あなたのエフェクティブなギターが原動力になっていますね。M5 Stompbox Modelerで、特に気に入っているエフェクトは?

M5 Stompbox ModelerのGrowlerセッティングはかなり強力で、『Infinity Overhead』の最初のシングル、「Lonely Gun」の汚れてスラッシュな感じのサウンドを得るのに役立った。それにSmart Harmonyエフェクトも最高だね。ライブでは、Digitech WhammyとElectro-Harmonix HOGを置き換えて使っている。サウンド・クオリティも素晴しいし、エフェクトの切り替えも本当に簡単で、とにかくステージが楽になったよ。quote04

DL4ディレイ・ストンプボックスで気に入っている機能は?

DL4ペダルには素晴しいデジタル・ディレイが、モジュレーションありとなしの両方で多数収められていて、Sweepディレイを操作するのが好きだ。それに自分が演奏する多くのリフで、サンプラー機能は不可欠なものになっているんだ。例えば「Knights」は、他のサンプリング・ペダルで代用することはできないね。でもひとつだけ選ぶならワンショット機能だよ。ギター・リフを再トリガーしながら、グリッチーなスタッター・サウンドが得られるのが好きなんだ。

最後に、ツアーの見所について教えてください。quote05

最近、ニューヨークのセアビルにあるスターランド・ボールルームで、知り合いから“DL4の達人”だと言われたよ。だから、それを墓碑銘にしようかなと言ったんだよね。じゃあ、ライブで会おう!